私たちは、待つことを大切にしています。それは、園児が自ら気づき、考え、学ぶことが「本物の」教育に必要だと考えているからです。
園児が水遊びをしているとき、よくバケツに入れた水をたくさんこぼしながら砂場へ運んでいます。
最初から「濡れちゃうからやめなさい」や「もう少しすくなくしてね」と声をかけることは簡単ですが、私たちは、多少の手間暇よりも成長の始まりに寄り添い、携われることに悦びを感じます。
洋服を全て濡らし、きめ細かくお着替えをして、そしてまた濡らす。何度もそれを繰り返し『適量』を学んでいきます。